2011 うさぎと盃

2011 あけましておめでとうございます。

 

卯年ということで、小さなうさぎの置物を。

 

手のひらに納まるくらいの大きさでお腹には鈴が入っています。

常滑の住設機器メーカーの陶芸体験で出会って買い求めたもの。

釉薬の見本として作られたのか、

缶ジュース1本半くらいの信じられないお値段でした。

そこに勤めるどなたかが作ったものだと思うのですが、

引くことも足すこともできない線や形に、いつも感嘆!

ふっくらとした体つきとやさしい顔つきに

ほっこりと温かい気持ちになります。

 

後ろに写っているのは、

故 角偉三郎さんの盃です。

大好きな板橋の器やさん「瑞玉(すいぎょく)」の個展で。

お屠蘇は毎年この盃でいただきます。

 

20代のささやかなお給料は、大部分が器に変身しました。

お洋服を買いに行っても、いつも器売り場で時間切れ。

着る服にはいつも困り、器が少しずつ増えました。

 

自分は何をするんだろう、できるんだろうと考えていた20代、

器やさんになりたいと思ったことも。

縁あって、収納カウンセラーという仕事に出会い続けておりますが、

自分の中では同じように感じています。

 

器は好きですが、作陶したいとはなぜか思いませんし、

建築や住宅も大好きですが、作りたいと気持ちにはあまりなりません。

もちろん、センスや技量の問題も大きいのですが。

 

器やさんも収納カウンセラーも、

作っている人と使う人をつなぐ仕事。

私の関心や持ち分はどうもそこにあるみたいです。

 

続けたい仕事に出会えたことに感謝して、

2011年、「オリーヴの木. 収納相談室」を育てていきたいと思います。

 

新しい年が皆様にとりまして、素敵な一年になりますように。

 

2011.1.1